メダカかわいいな〜

っていうか、小さめの水槽をお部屋に置いておしゃれなアクアリウムにしたらインテリアとして素敵かもしんない。

よ〜し、メダカとアクアリウムに詳しいLOKIさんにお話聞いちゃおうっと。

そんな軽い気持ちでお話を伺ったのですが、メダカの魅力は深かった。

生き物の進化という壮大なロマンをメダカが体験させてくれる!?

アクアリウムやメダカ飼育にますます興味がわく、興味深いインタビューとなりました。

【このインタビューは2019年1月に掲載したものです】

 

メダカの魅力は進化の過程を間近に体験できること!?アクアリウムブロガーLOKIさんインタビュー

 

LOKIさんは熱帯魚とメダカが好きなアクアリウムブロガー

—LOKI(ロキ)さんの自己紹介をお願いします〜

 

LOKI:生き物が大好きな34歳の2児のパパです。

昔から生き物が好きで外国産のカブトムシやクワガタムシ、インコ、熱帯魚などを飼っていたんです。

今は犬2匹と熱帯魚とメダカを飼っています。

 

—小さい生き物系が多めですね。私も生き物が好きな方で、カブトムシは子供の頃夏休みに採りにいってました。インコと文鳥とハムスターとうさぎは飼ってたことあります。今は旦那と猫を飼ってます。笑

最近はアクアリウムやメダカに興味があるので、いろいろ教えていただけると嬉しいです。

 

メダカにはまったきっかけは楊貴妃(赤いメダカ)がただのメダカになったこと

—LOKIさんは「アクアリウムのある生活」というブログを運営されていますが、メダカを飼いだしたのはいつ頃ですか?

 

LOKI:メダカを飼いだしたのは7年ほど前で、近くのアクアリウムショップで楊貴妃という赤いメダカが売っていて、その赤みが凄く気に入って買ったのがきっかけです。

 

楊貴妃という赤いメダカ

 

—おお、写真で見ると金魚みたい!

でもメダカだから金魚よりも小さくてかわいいんだろうな〜

 

LOKI:「なんや!この赤いメダカは!?」ってなって1匹2000円位しましたが水槽に入ってる5匹全部飼ってしまったのはいい思い出です(笑)

 

—では、楊貴妃を購入してからメダカの魅力にどんどんはまっていったという感じなのでしょうか?

 

LOKI:メダカにはまったのはそれから4,5年過ぎたころですね。

ずっと楊貴妃を飼っているだけだったのですが、そのメダカがいつの間にかただのメダカになってしまったんです。

 

—ん?どういうことですか?

 

LOKI:メダカって何もしないで累代を重ねていくとあっという間に普通のメダカになって言ってしまうんですよ・・・

それを知った時はカナリショックでしたね・・・(笑)

 

—びっくり。私も初めて知りました。

 

LOKI:今いる改良メダカといわれる品種は、選別をして良い親メダカを掛け合わせて行かないと、より良いメダカにはならないんです。

それを知って、良いメダカを作りたいと思ったのがきっかけでした。

 

—へえ。メダカを育てる楽しみって、眺めてかわいいとか、水槽を作るのが楽しいとかなのかと思ったら、ブリーディングという観点もあったんですね。

 

タライ3つに夏には万を越えるメダカが繁殖

—LOKIさんはどんな環境でメダカ飼育をされているんですか?室内?屋外?

 

LOKI:僕はネイチャーアクアリウムをずっとやっていたので室内には、90cmの水槽があります。

 

ネイチャーアクアリウム メダカ LOKI

 

ネイチャーアクアリウムとは?

水草を育てることで水槽の中に良好な環境をつくり、さらに魚やエビなどの生き物を一緒に育てることで自然の生態系を再現する(TROPISH|初心者向け熱帯魚・水槽情報サイト)

 

—あ!興味があるのこれです。ネットで画像を見てすごい綺麗だなーと思ってたんです。

ネイチャーアクアリウムって言うんですね。物語を眺めているような美しさがありますね。

 

LOKI:他は室内にメダカ用に使っているプラ船80Lを2つ(タライみたいなの)、外に角タライ80Lが10個くらいあります。

 

—あ、屋内も屋外もどちらでも飼育しているんですね。

メダカはタライで飼うんだ〜。タライには何匹くらいいるんですか?

 

LOKI:メダカの種類は20~30くらいでしょうか?ちょっと数えてないんでわかりかねますが、2000匹くらいはいるとおもいますね。

夏には万を越えると思います(笑)

 

—ひええ〜。思ってたより桁が2つくらい多いです。

 

お気に入りのメダカの品種は月虹(げっこう)と三色ラメ幹之(みゆき)メダカ

—お気に入りのメダカの品種があれば教えてください。

 

LOKI:つい最近は月虹(げっこう)と言うメダカを手に入れて、その子達から生まれたメダカが色が違うのがいるのでそのメダカ達を系統ごとに伸ばしてあげたいですね!

鮮やかなメダカなので凄く気に入ってます。

 

月虹 メダカ、その子達から生まれたメダカが色が違う LOKI

 

—キラキラしてる!品種名も月虹ってロマンチックで素敵だなあ。

 

 

LOKI:三色ラメ幹之(みゆき)メダカなんかも好きでずっと飼い込んでますね。

錦鯉みたいで凄く綺麗じゃあないですか?

次の世代ではもっと鮮やかな色にしてあげたいです。

 

三色ラメ幹之(みゆき)メダカ 錦鯉みたい LOKI

 

—本当だ、錦鯉みたいでかわいい。

メダカって育て方と繁殖方法で色鮮やかさが違ってくるもんなんですね。

 

—初心者にオススメのメダカと買い方、予算の目安などがあれば教えてください。

 

LOKI:初心者におすすめのメダカは予算的に安くなっている、楊貴妃や幹之(みゆき)メダカですかね?

昔はそれこそ馬鹿高い値段でしたが今では幹之メダカのフルボディといわれる種類でも500円ほどで買えることができます。

 

—ああ、どっちもさっき出てきましたね。

私ならもしメダカを飼うなら幹之メダカかなあ。

 

LOKI:ちょっと選別などは難しいのですが三色メダカなんかもオススメですね!

 

—三色メダカ?

 

LOKI:この品種は色々なメダカ。たとえば、赤い楊貴妃みたいなメダカや、紅白メダカなど、三色だけじゃなく様々なメダカが生まれるのでワクワクしますね。

 

—楽しそう!

白、赤、黒の遺伝子がからみあって、いろんなカラーが生まれるんですね。

 

LOKI:他にも我が家にはオロチメダカや、全身体内光メダカなどの種類もいます。

 

—オロチメダカは真っ黒なんですね。沼の主みたい。

 

オロチメダカは真っ黒なんですね。沼の主みたい

 

—全身体内光メダカ?体内が光ってるのかな?実物見てみたいなあ…

 

全身体内光メダカ?体内が光ってる

 

メダカを飼うなら最初は「メダカ専門店」がおすすめ

LOKI:一番はじめは、メダカ専門店で買うのをお勧めします。

メダカ屋などで検索すれば近くのメダカ屋がグーグルマップ上に出てくれるので探しやすいです。

 

—専門店もあるんですね。

メダカの入手方法っていうと、ホームセンターしか思いつかなかったです。


LOKI:ヤフオクなどで安く手に入ることは出来ますが、名前と全然違う品種を売っている個人の人や、違う品種に自分のオリジナルの名前を付けて過大評価な物もかなりあります。

メダカ詐欺などもたびたび起きているので注意が必要です。

 

—メダカ詐欺!?

詐欺が横行するほどメダカって人気があるんですね。

メダカの世界は思っていたより広くて深いです。


LOKI:やはり、少し値段がしても自分でみて気に入った品種をそのお店の人に飼い方などを教わってみたほうが上達も早いんで行って見ることをおすすめします。

その飼育のお手伝いが僕のブログで出来たら嬉しいですね(笑)

 

メダカを飼う予算はピンキリだけど、屋外飼育なら2000円程度で十分楽しめる

—メダカを飼い始める予算ってどれくらいが必要ですか?


LOKI:予算などはピンキリでなんともいえないんですが、飼ったり繁殖ならタライと餌と産卵床さえあれば増えるので2000円もあれば十分です。

室内で水槽など飼うのであれば5~6000円は考えたほうがいいかもしれませんね。

 

—まず室内か屋外か自分の家の飼育環境を考える必要がありそうですね。

 

メダカを飼うと進化の過程を直ぐ近くで体験できる

—LOKIさんにとってメダカの魅力とは何でしょう?

 

LOKI:僕にとってメダカは生き物を飼う喜びと、進化の過程を直ぐ近くで体験できる貴重な機会だと思います。

 

—メダカは小さいボディなのに壮大なロマンが詰まってるんですね。

 

LOKI:そして喜びを分かち合えるメダカ好きな友人との大切な機会を与えてくれる生き物です。

 

—貴重なお話をありがとうございました。

 

LIKIさんのブログ「アクアリウムのある生活」とSNS

LOKIさんのブログ「アクアリウムのある生活」は、2021年4月現在「逹磨メダカ牧場」に変更しています。このインタビューから2年、なんとメダカの販売者に変身です。


 

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