6歳長男のおもちゃを断捨離したら、「増えたものを管理する」という概念が生まれた
この記事はブログ「なつめぽーと」のなつめさんの寄稿記事です。
なつめさんは2人の息子さんのお母さん。
どこのお家も収納スペースは有限です。
6歳の長男くんのおもちゃや、ガラクタ、拾ってきた石ころに布切れ、増えていくばかりのモノたちに頭を悩ませていました。
そしてついに断捨離決行。
ただし、子供に黙って処分ではなく、きちんと息子さんを説得して、了承を得てから断捨離をされています。
どんどん増えるおもちゃたちに悩まされているお母さんに、是非読んでいただきたい記事です。
断捨離:長男(6歳)のおもちゃを断捨離
我が家には6歳の長男と2歳の次男がいます。
保育園では「もったいないばぁさん」の本や歌などを歌って、「もったいない」という認識は少しずつ育っていた長男ですが、その逆の「処分する」という点が全く育っておりませんでした。
しかし自宅のスペースが有限である以上、捨てないことにはどうにもなりません。
収納キャパをオーバーしたおもちゃで部屋が片付かない状況になったため、長男のおもちゃ(のようなガラクタのようなもの)の一部を、次男出産時と、昨年の引っ越しの際にざっくり捨てました。
さすがに全部では可哀そうですけど、もういらんやろーというものはこの際、潔く断捨離しました。
断固抵抗されましたが、結果的に「定期的に断捨離する」という前例ができただけでもよかったですし、それ以外にも断捨離を経て、長男に変化があらわれています。
おもちゃを断捨離した理由は、あまりにも片付かないから
ところでそもそも私が・・・ものを捨てられないタイプの人間です(ダメじゃん・・・)
で、私ほどではないにしても、夫もため込むタイプの人間に思えます。
そんな、捨てられない両親から生まれたサラブレッドの長男、かなり収集癖があります。
とりあえず、一度自分のものとなったものを手放すことじたいに痛みを感じるらしいのですね・・・
プラモデルの部品の枠とかも捨てようとしないし・・・もはや分解してしまってどうにもならないおもちゃのかけらも捨てようとしないし・・・
というわけで溢れるんです。がらくたが!
このがらくたの類を2回に分けてざっくりと断捨離しました!またもうすでに溜まってきてますけど!
子供のおもちゃを断捨離する際の注意点
やはり長男といえども了承なしに処分することは彼の人格を否定することになりかねません。
また、最初は「処分するという行為」は生活において必要なことであるということを認識させるという意味でも、きちんと納得をさせたうえで(しぶしぶでも)断捨離をしたことに意味があったと思います。
1度めの断捨離時、おもちゃを捨てる話し合いの際の長男からの抵抗は非常に激しかったです。
いやだいやだの一点張りでしたがそのうち、「おもちゃたちにとって捨てられるということはとんでもなくひどいことなんだ!僕はそんな目に彼らを合わせるつもりはないんだ!」と涙ながらに訴えだし、トイストーリー的な世界観に埋没。
やや想像力が暴走しがちな我が家の長男、強引に断捨離を実行したら親子関係までこじれそうでしたので、夜な夜な説得です。
2週間くらいかかりましたかね・・・。
それでも、一部を私の実家、一部を貸倉庫に一時預ける、という条件のもと、ようやく第1次断捨離が成功しました。
ただ、あまりに面倒だったので2度目の断捨離は引っ越しのどさくさに紛れてこっそり決行しました。
おもちゃを断捨離してよかったこと3点
おもちゃの断捨離は絶対的なモノが減る物理的な効能以外にも、長男の意識に大きな変化をもたらしました。
「もったいない」は保育園やおばあちゃんたちが教えてくれますが、「捨てる」ということは意外と教えてもらえないものです。
「もったいない」だけしか知らない子供に「捨てなさい」「片付けなさい」と頭ごなしに言っても、通じるはずがないですよね。
今回おもちゃを断捨離したことで、長男なりにいろいろ学んでくれたようです。
その1:とりあえず一旦ものが減ることで片付けが楽になる
何しろ、おもちゃ箱を用意しても用意しても、日増しに増えるがらくた類。
男児あるあるかもしれませんが、彼のコレクションはいわゆる市販のおもちゃにとどまらないのです。
公園で拾ってきた「白くてきれいな石」や・・・道端で拾ってきた「鉄砲に見えるかっこいい枝」や・・・なんとなく捨てがたい気がする「赤い布切れ」や・・・
とにかく増え続ける物を捨てて減らさない限り、片付けることそのものが難しくて仕方がないのです。
当然長男自身では一向に片付けられないので、親がやることになります。
正直めんどくさい。こんなん毎晩毎晩やってられん。
とにかく「謎の自然物」と「どう見てもゴミ」と「バラバラになっちゃって今更どうにもならないもの(壊れたプラモとか)」を捨てるだけでもだいぶ片付けが楽になりました。
その2:おもちゃを自分で管理するという自覚が芽生えお片づけが改善された
片付けろ、片付けないなら捨てるよ、と言われながらも実際に捨てられたことのなかった長男です。まぁ、要するに親である我々は甘く見られていたわけです。
いくら言っても実感が湧かなければ何も理解しないうちの長男のようなタイプは、痛みを伴わなければ変わってなどくれないのです。
ほんとに、ほんとにお母さん僕のおもちゃ捨てちゃった!という事実が、多少なりとも自覚を促したように思います。
以前のおもちゃはいつも出しっぱなし、ばらまいたまま、パーツの紛失続出だったのが(年齢が上がってきたせいもありますが)、もおもちゃの断捨離以降少々改善されました。
その3:大事なもの、と、そうでもないもの、を分けて考えられるようになってきた
我が家の長男の場合はとにかく、自分のものになったものは何でも取っておきたがるという性質があります。木の枝だろうが、誕生日に買ってもらったおもちゃだろうが、とにかく一緒くたに保存しようとします。
しかし2度の断捨離により持ち物を強制的に捨てられた長男はようやく「大切なものだけを厳選して取っておくものだ」という認識を持ったようです。
今でもどんどん長男のコレクションは増え続けはするのですが、多少は自分で厳選して処分できるようになってきました。
これは前進です。
かさばりやすいおもちゃを断捨離するコトと収納スペース
おもちゃが増えすぎる前にコツコツ断捨離をして、定量以上のおもちゃを持たないようにすることが、部屋を綺麗に保つコツです。
以下のおもちゃが
- ぬいぐるみ →ついつい増えてしまう、かさばる、捨てづらいおもちゃ
- ライダー系おもちゃ →ついつい増えてしまう、かさばる
- プラモデル →捨てづらいおもちゃ
- プラレール →かさばる、収納が難しいおもちゃ
- パズル →遊んだ後どうしたらいいかわからないおもちゃ
- トレーディングカード類 →管理が難しいおもちゃ
- ミニカー系 →かさばるおもちゃ、ついつい増えてしまうおもちゃ
- 一番くじの景品 →ついつい増えてしまう、捨てづらい
こういったかさばりやすいおもちゃを断捨離することで元々おうちにある収納スペースも再活用できたり、お部屋がおもちゃ断捨離をする前よりも広く感じることができます。
以下のおもちゃについて収納方法と断捨離のタイミングについて考えました。
ぬいぐるみの断捨離と収納方法
ぬいぐるみが好きが子どもはけっこう多かったり、またUFOキャッチャーなどで思わず取れてしまった、遊園地などで衝動買いで大きなぬいぐるみを購入してしまった、人からプレゼントされたなどぬいぐるみは意識しないとたまりやすく、また断捨離しようとしても、かわいいぬいぐるみだとためらいが生まれます。
ぬいぐるみの断捨離タイミングについては
「子どもが遊ばなくなった」
「ほこりをかぶっている」
などのタイミングで断捨離してあげると良いです。
もちろん、今まで一緒に遊んでくれたぬいぐるみに「ありがとう」の感謝の気持ちを忘れずにお別れしましょう
ライダー系おもちゃの断捨離と収納方法
男の子大好きライダー&戦隊系のおもちゃ。
かさばるものが多いので、収納場所がなくて困っている方も多いのでは?
ギミックが凝っているものも多いので、故障や破損が多いおもちゃでもあります。
壊れてもお子さんが機嫌よく遊んでいるなら断捨離する必要はありません。
壊れて興味を失って遊ばなくなってしまった場合や、新シリーズがはじまって、新シリーズのおもちゃを購入した時が断捨離のタイミングかと思います。
また、年齢があがりライダーや戦隊系そのものへの興味が薄れた際はまとめて手放してしまいましょう。
プラモデルの断捨離と収納方法
次にプラモデルです。
プラモデルが好きな男の子が多いのですが、プラモデルは、組み立てるまでが楽しくて、完成してからはあまり興味を示さない子が多いのも事実。
完成品は、メルカリなどで販売も可能です。
完成度の低い作品は思い切って処分してしまいましょう。
プラレールの断捨離と収納方法
つぎにプラレール。
これは本当に場所をとるので、断捨離ができればかなりお部屋の収納スペースがあいたりスッキリします。
プラレールもある程度の年齢に成長すると興味がなくなる子が多いのでそのタイミングで断捨離をオススメします。
パズルの断捨離と収納方法
パズルも実はけっこうかさばるおもちゃです。
一旦完成してから額に入れて飾るなんてことも少なかったりするのがパズル。
また分解して箱にしまったままになることが多いのでかさばる要因になります。
子供用のパズルは、パズルの対象年齢を子供が超えたら潔く処分。
大人用のパズルは、一度遊んで飾らないのなら処分をオススメします。
トレーディングカード類の断捨離と収納方法
トレーディングカードは小学校高学年くらいから興味を持ち始める男の子が多いのですが、断捨離する前にバインダーなどを用意して収納しておくとスッキリしますしカードの劣化も防げるのでオススメします。
トレーディングカードの収集は、傷みやすい紙のカードなので、モノを丁寧に暑かったり、系統だった管理を覚えるチャンスでもあります。
ミニカーの断捨離と収納方法
ミニカー系も、数が増えるとかなりかさばります。
ミニカー系は子どもだけではなく、大人の男性も好きな方、多いですよね!
車なので立体的であったり、また収納しづらいところがありますが、専用棚などを用意してきれいに飾るのもいいですし、棚に入りきらないミニカーは思い切って断捨離してあげると良いです。
一番くじの景品の断捨離と収納方法
最後に一番くじの景品です。
大人も子供もコンビニや本屋さんで軽い気持ちで買ってしまうことが多いのではないでしょうか?
一番くじの景品はサイズが大きいものもあり、けっこうかさばります。
あたりくじをひいたりすると、欲しくなくても希少性があるので断捨離しづらいこともあるのでは?
そんな場合はメルカリなどで販売すると高値になることもあります。
「断捨離」おもちゃを捨てました:まとめ
きちんと子供におもちゃを処分することを伝えてから断捨離する。
当たり前のことですが、子供が抵抗することをわかっていたら、面倒でさけたくなりますよね。
嫌がることをするのはかわいそうな気がするし。
「おもちゃ 断捨離」で検索すると、「おもちゃは半年隠して、子供が忘れた頃に処分する」とか「親戚にあげると言って処分する」とか出てきましたが、それではいつまでも「捨てる」「処分する」ということがわからないのかもなと思いました。
大事なもの、と、そうでもないもの、を自分で管理できるようになるのは、本人にっっても大切なことだし、家族に取っても嬉しいことなのでは?
ブログ「なつめぽーと」
武闘派な長男とちゃっかりした次男、男児二人を育てるフルタイムワーママ「なつめ」のブログ。子どものと楽しむ日々を模索中。男の子が好きそうなイベント、おでかけ、ベイブレードを中心におもちゃなどの情報を発信しています。
都内某所でフルタイムで働きながら、小学1年生の長男と、2歳の次男を育てています。
小1の壁にあたふたし、イヤイヤ期マックスの次男に翻弄されながら、忙しすぎて忘れてしまう日常を少しでも残そうとブログを始めました。